概要
マイコンボードを購入してからブレッドボード上でキー入力を再現するところまでで使用(購入)したもののまとめ。
参考図書
自作キーボード設計入門2(電子版)
1は基盤設計とかなので、初心者がブレッドボードで基本的な回路とかを学ぶなら2を先に読んだほうが良い。
著者のfoostanさんはcorneキーボードの製作者で、基盤データ等を公開されているので著書と合わせて確認すると理解しやすい。
使用するものについても基本的にここに書いているので、参考にしつつ自分の状況によって必要なものを選択していけばよい。
以下に記載したのは自分が実際に使用したもので、参考図書の内容とは一致しない部分もある。
マイコンボード
キーボードの心臓部分。
実際はMCUを直接実装したりもできるが、初心者の自分にはハードルが高い。
今回はISP1807搭載Microボード(Pro Microピン互換)を使用。
本記事作成時点では売り切れになってた。
Bluetooth使いたかったから購入した。購入検討時
有線で良いならPromicroだと入手しやすそう。
ブレッドボード
回路を再現するのに使用する土台。
これを使うことで簡単に回路の検証ができる。
ジャンパワイヤがセットになってるので、別途購入する必要がなくてケースもあって良い感じ。
コの字型になっているので、その形に合わない位置に挿したかったら曲げる。
針金みたいな感じなので手で簡単に曲げられる。
ボードのサイズは色々あるけど、キーマトリクスを試したりする場合にはマイコンボード、スイッチ、ダイオード等を置くので、このくらいのサイズがやりやすいのかなと思った。
置きたいものが全て置ければ問題ないが、線が密集するとわかりにくそう。
分割キーボードの検証をする場合にはブレッドボードが2つあった方が良さそうと思って以下も買ってみた。
電池ケースついてるけど、用途によっては単三電池2本では対応できないと思うのでおまけ程度。
抜き差しの感触は上のものと違いやや浅い感じだった。
ピンヘッダを挿したときに半分くらいで止まる感じ。
上のは最後まで入る(最後まで行くと抜きにくいのでやや浅めで止めてた)
ピンヘッダ
マイコンだけではボードにつなげられないのでピンヘッダをハンダ付して使用した。
コンスルーでも試してみたけど、上記どちらのブレッドボードでもうまく固定できなかった。
今持ってるマイコンボードで最終的にコンスルーを使用して実装したい時は注意。
マイコンボードを多めに用意して検証用にするか、検証でつけたピンヘッダを外してコンスルーに変える必要がある。
corne cherry と corne chocolateを作ったときに入ってた余があったのでそれを使用。
遊舎工房で同じものが買える。
ハンダ付作業に必要なもの
ハンダ付しなくてもマイコンボードとブレッドボードをうまく繋げられたら必要ないが、自分は方法が思いつかなかったのでハンダ付した。
こちらは以前キットを買ったときに遊舎工房で基本セットを購入していた。
全部入りセットが売り切れてたので、ピンセット等は別で購入したが売り切れてなかったらそっちを買ったと思う。
ブレッドボードでの検証では基本セットの内容で足りる。
ダイオード
キーマトリクスを構成するときに使用。1N4148
を使用した。
Amazonで購入したが、遊舎工房で1N4148
だけのものが売っているのに後から気づいた。自作キーボードを検討するときには最初に確認する方がよい。
他のサイズのものについては使用していない。
タクトスイッチ
キースイッチの代わりに使用。
ブレッドボード上ではスペースが限られるので、小さいものの方が良さそう。
ピンが4つのものもある。
Amazonで購入したが、遊舎工房で1個単位で買えるものが売っているのに後から気づいた。
フルカラーLEDテープ
バックライト等でLEDを使用したかったので、検証用に購入。
実際には1つずつのものを使用するが、ピンがなくてそのまま複数個繋ぐのは厳しいので元々繋がっているものを使用する。
電池ケース
無線で使用する際の電源供給に使用した。
使用するマイコンボードの仕様により必要な電圧が変わり、使用する電池も変わるはずなのでそこは実際の用途に合わせて検討が必要。
スイッチサイエンスで購入した。
購入したものはコネクタが先についてたので、切り取ってブレッドボードに挿せるようにした。(もっとよいやり方があると思うのであまりお勧めできない)
秋月電子通商とかで単体の電池ホルダーを買って、うまくブレッドボードに置けたらそれで良さそうと思った。
こういう縦置きタイプだと場所を取らないので良いかも。
(試してないのでピンと穴の位置が合うかは不明)
ホルダー単体だとオンオフの切り替えが抜き差しになるので、不便ならスライドスイッチも別途用意した方が良い。
そういうことを考えたらスイッチも一体化しているケースを購入した方が楽だった。
その他
実際にはテスターを買ってみたり、別のジャンパワイヤも買ってみたりしたけど上に記載したものがあれば問題なし。
foostanさんをはじめ、先人がネットに情報を公開されているおかげで初心者でも必要なものを揃えて入門できたのは非常にありがたい。
基盤設計して実装する際には別のパーツが必要になると思うのでその時はまた別途まとめる。